ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.186000-186999 > No.186081「腐葉土の割合」

過去ログ  〜 過去ログ No.186081 の表示 〜


[186081] 腐葉土の割合
詩人:未知 [投票][編集]

『こんなはずじゃなかった!』

空がひび割れた

風はやんで
太陽が少し痛がった

世界は一瞬にして
止まって泣いて

秒針も何故だか
進むのを拒んだ

月は太陽が
居ないってだけで

本当の月にはなれなくなる

君が摘んだ実は
そう、青すぎて
まだ発展途上の。

ちっとも甘くない恋だった

後は、捨てられるだけ
...棄てられるだけ

選択肢はない

だからここにある
惰性とやら

道連れにして

わたしは美味しい
腐葉土になろう

君はその土を
違う誰かと
踏みしめるんだね

さよなら。

2014/08/20

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -