詩人:未知
『こんなはずじゃなかった!』
空がひび割れた
風はやんで
太陽が少し痛がった
世界は一瞬にして
止まって泣いて
秒針も何故だか
進むのを拒んだ
月は太陽が
居ないってだけで
本当の月にはなれなくなる
君が摘んだ実は
そう、青すぎて
まだ発展途上の。
ちっとも甘くない恋だった
後は、捨てられるだけ
...棄てられるだけ
選択肢はない
だからここにある
惰性とやら
道連れにして
わたしは美味しい
腐葉土になろう
君はその土を
違う誰かと
踏みしめるんだね
さよなら。
2014/08/20 (Wed)