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[187050] だいだらぼっち
詩人:どるとる [投票][編集]


夕暮れの街並みはどこか優しくて
思わず似合わない涙なんか流してしまうんだ
歩道を並んで歩く 家族の姿に重ねてみる幸せのかたち
きっと特別なことなんか何もなくても
ただ大切な人がそばにいてくれる
それだけでいいと思うんだ

あなたの影と 僕の影が背伸びをしたら
だいだらぼっちのお出ましよ
サヨナラするときはみんなひとりぼっちだよ
寂しかったり悲しかったりするのはしかたないことです

だから、せめてその寂しさや悲しさを
吐き出すように 泣いたっていいんだよ
だって生きることは思うよりとても辛いから

すっかり日が落ちてあたりは真っ暗
誰かが泣いててもきっと気づかない
忘れていることや考えもしないいろいろなことがある
きっと生きていくことなんかは
きれいごとを言わないでいいのなら
泣くことのほうが多いくらいで

あなたのそばであなたの心臓の音を
誰より近くで聴いている僕がいる
だいだらぼっちはとても寂しがり屋さ
だからいつも寄り添っていないと すぐに泣いてしまう
ひとりじゃ荷が重いなら 誰かと一緒に
人生という高い山の頂目指し登ろう

笑ったり泣いたりたまに喧嘩もしたり
きっと楽しい毎日になるだろう

あなたの影と 僕の影が背伸びをしたら
だいだらぼっちのお出ましよ
サヨナラするときはみんなひとりぼっちだよ
寂しかったり悲しかったりするのはしかたないことです

だから、せめてその寂しさや悲しさを
吐き出すように 泣いたっていいんだよ
だって生きることは思うよりとても辛いから。

2014/12/13

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