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[189218] 極寒結晶
詩人:千波 一也 [投票][編集]




きつく、きつく、したら
壊れてしまうかもしれないね
って
胸のうちで微笑み合いながら
重なりあう

雪の
はずだった全ての飾りは
やわらかな音のなか
硬質な匂いの
一滴となり、

主をはなれた一滴は
やがて孤高にうたいはじめる

震えて、ひたむきに、
たとえ忘れ去られても
きつく
きつく
その一瞬の永遠を










2015/09/21

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