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[189226] 接続
詩人:千波 一也 [投票][編集]


ようやく
二本足で歩きはじめた我が子が
草はらで不意にしゃがみこみ
石ころや小枝を見つめている

あるいは
石ころや小枝のほうから
見つめてきたのだろうか

何かに染まりすぎた大人には解せない
やわらかで唐突な音声をもって
我が子は語りはじめる

砂つぶにも落ち葉にも
向こうの水にも風向きにも
我が子は語りはじめる

至極
神秘に真摯に無限と対峙して
我が子は宇宙とつながっている



2015/09/21

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