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[189237] 故郷 (過去詩)
詩人:自己満足 2 [投票][編集]



嘘と 裏切りと 敵意と

オレの居場所にいつも満ち溢れた言葉がある


友情や愛情や真実

それは落胆と哀しみの代詞
に過ぎず

そんな居場所をねぐらにして
降りかかるものに心を許さない


孤独も温もりへの欲求も

急所と悟らせないよう
弱点と晒さないよう

何喰わぬツラを装おって

受容して
平静のつもりで

君を信じて
欺いている

傷痕が残す傷痕は深く
生身の体は善意を恐れて受け入れない


居場所はこれで良い

進むも退くも不可能なら


花と散るのも男である








2015/09/22

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