目の前の大切な物を涙で見落として宝物さえもわからなくなった夜空を見すぎて目が光を見失い始めたただ貴方に愛して欲しいとあの頃のあたしは夜空の星に叫んでいた涙を流して心に傷が出来ても気持ちがあたしになくてもただ貴方に側に居て欲しかった声を殺して呼んだ名前はサヨナラの言葉に掻き消されて貴方の体温が残った窓際は秋の風が連れ去っていった淋しさが消えないあたしに残されたのは瞼の裏で光り輝く淡い思い出と貴方の後姿だった――――
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