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[19126] フラスコ
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

まるみをおびたふち
から
足をすべらせて
フラスコの中に落ちた
としても
意気消沈する必要は
ない

そこでなにかできることを
さがせばよい

そこにも
陽はさす
屈折さえしているが
虹だって


無数の粒子

れんけつ
れんけつ
そとの世界には
かえりたくない

化学反応

ときどき
マグニチュード7.5で
揺さぶられたり
愛だとか
恋だとか
あるいはもっとべつの
痛み

入り込んだりも
するけど
受け入れること
受け止めること
それより

そのとき
なにを発生させることができるか


それを重んじよ

2004/10/24

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