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[20162] 雨の休日
詩人:老女と口紅。 [投票][編集]

日常の
 暮らしの中

忙しさに
 溶かした悲しみ

雨の休日に
 にじみ出る

うつろう瞳が
  濡れてゆく‥


雨の匂い
 嗅ぎながら


あの人は
 過去の人‥

寄り添って
 抱き合って
  確かめ合った

ぬくもり

忘れられぬままに


冬の足音
 近すぎて

町は
 やがて


白に
 染まりゆく‥


2004/11/06

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