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[20165] 枯葉C樹林調査の思い出
詩人:evans [投票][編集]

「枯葉」と聞いて
みなさんは
なにを感じて
なにを思い出すでしょう

いまから20年もの昔

東京下町の中学生
自然・科学研究グループの
一メンバーだった私

毎週土曜日の午後
日曜祝祭日の終日
夏休み

暑い日も寒い日も
晴れの日も雨の日も

メジャーと植物図鑑を
持ちながらの調査活動
区内の屋敷林・寺社林・公園

科学の先生と5人の生徒達

蚊に刺されながら
クモの巣に引っかかりながら
夏のあおば生い茂る中へ
掻き分けながら進みゆく

みなで大声で喚きながら
冗談を言いながら
仲間と喧嘩しながら
先生に叱られたり励まされたり

辛いこと楽しいこと
いろいろなことがあった

枯葉散る2学期の終わりころ

寅さん所縁の町の北にある
都立公園の一部を

枯葉を踏みながら調査は
感動的なフィナーレを迎える

自然との対話
先生 仲間との絆
一つのものを成し遂げた
なんとも言えぬ充実感

落ち葉の中に詰まった
たくさんの良き思い出

みんな ありがとう

2004/11/06

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