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[25352] 君がいない・・・
詩人:まろふに [投票][編集]

わざと人通りの多い場所で待ち合わせ
人目も気にせずにキスから始まった

だけど

同じ映画を観て 同じように涙しても
きっと僕ら別々のシーンに感動してた

ふたつの心ひとつなんだと
無邪気すぎるほど信じてたけど
雪降る街にひとり歩けば
僕たちは別々だと思い知らされる
どうして・・・

夜更けに小さな車に乗り込んで
今日も明日も追ってこない隙間に飛び込んだ

だけど

朝焼けのきれいな浜に寄り添い立っているときも
僕は朝陽を見つめ 君は海ばかり見てた

ふたりはいつでもひとつなんだと
見つめ合うたび誓ってたけど
独りで眺める街角は 何もかも違ってる
違いすぎる 色がない・・・

2005/01/16

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