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[28904] 泡の、あとさき
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

あしもとから 垂直にたちのぼる
無数の、泡
音もなく こわれてゆくもの

スピード

とめるてだては、ないわ

からだをかたむけても
もう、おいつかない
はじける、
はじける、
コップのふち
今にもあふれそうな
夜の水面で
わたしたちは いつも
コントロールされながら
右へ、左へ、
呼吸をくりかえすばかり

音もなく こわれてゆくもの

スピード

見失いがちで、それは
てのひらをひらいた
つぎの瞬間にさえ
あとかたも、ない

2005/03/05

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