ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.1-999 > No.29「虫けら」

過去ログ  〜 過去ログ No.29 の表示 〜


[29] 虫けら
詩人:トシ [投票][編集]

 人はよく「虫けら」なんて馬鹿にする。

 でも、本当は虫たちの方が偉いのかもしれない。

 彼らは、少しでも明るい方へ明るい方へと突き進んでいく。

 わずかな光を求めて一生懸命になっている。

 それに比べてどうだろう? 人ってやつは…

 僅かな光は見えないフリして背を向ける。

 自分をちっぽけな人間と思うなら、

 いっそのこと虫けらになってしまえば良い。

 ちっぽけな存在でも良い。

 人から「虫けら」と馬鹿にされても良い。

 ただひたすらに光を求めてみよう。

 「自分は自分なりに一生懸命だった」

 そう胸を張って言えるなら、それで良いではないか。

2002/12/06

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -