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[2943] 泣きボクロ
詩人:soRa [投票][編集]

流した涙のその訳を
君は
その大きな瞳の下にある小さなホクロの所為だと言っていた

僕の肩にちょこんと乗せた君の頭が意外に重いから
僕は少しふらついたりしたけど
涙が止まるまではこのままこうしているからね

きっと
その小さなホクロには僕の心が宿ってて
君の涙のスイッチを入れたり消したりしているんだ

それは壊れる事無くとても正確だから
すぐにでも消してあげたいんだけど

ごめんね

今日に限ってそれが見つからなくて

だからこのまま朝が来るのを待っていようかな

君を感じるのは久しぶりだからね

2003/07/09

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