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[30777] 喧嘩で
詩人:愛  [投票][編集]

私は家を飛び出した。

『あぁ、春だ。』
外に出て、一番の感想がそれ。
桜がキレイだった。
私の上でひらひらと舞うソレ。
その桜を見ながら私ただただ歩き続ける。

『お母さん・・・。』
歩きながらお母さんを思い浮かべる。
私のせいで傷ついただろう。
私は悪くないんだ・・・でも・・・。
私は拳を握り締めふり返りながら走った。

”好きでアンタの子供になったんじゃない!”

私は走った。息が上がってきたけれど。

”私なんか生まなきゃ良かったんだ!”

なんてひどい事を言ってしまったんだろう。
私は走る。桜が舞い散る中。

2005/05/08

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