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[31183] よるかぜ
詩人:詩奈 [投票][編集]

夜風に深呼吸して



窓から出した顔に

耳にあたって鳴る風の音は冷たい


暖かい空気に混ざった冷たい風は心地良く


でも強く僕に吹き付ける


見えなくなったオリオン座に

少し寂しくなりながら

流れても灰色の雲しか見せない空を眺める



思った通りにいかないこともある



夜風は溜め息混じりに

諦めたように力無く嘆いた

僕は絶望したけど

変われる訳もなく僕は

今日も嫌いな僕のままで

明日に行こうとしている




再び音をたてて入り込もうとする夜風から逃げるように

僕は思い切り窓を閉めた


2005/04/03

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