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[31651] 
詩人:Ray [投票][編集]

『優しい人は 可哀相』

そう いつか

誰かが云っていた。




冷たい 春風が吹く


河辺を二人で歩いた

あの夜。



「寒い」と言った
あたしに



あなたは 何気なく


自分のコートを

掛けてくれた。




さりげない、
いかにも狙った優しさは


あたしは嫌いだと
前 云ったのに



それを知ってて

それでも



そうやって

優しくしてくれた
あなたに




勝手かもしれないけど



あたしは

不覚にも
感動してしまったの。




優しさは 難しいね。



時に 優しさのため

自分を偽ったり


犠牲にしたり


無理をしてしまうから。




優しい人は 可哀相。



でもね


あたしは

偽善や狙いなんかじゃない



あなたの
そんな優しさが



一番 大好きなの。


2005/04/08

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