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[34191] 白詰草
詩人:詩奈 [投票][編集]


ふわふわ浮かぶ雲の中


公園で二人


緑の広がる空の下


点々と咲く白詰草



ねぇ知ってる?

この白い花ってヨーロッパの花なんだって!



自慢そうに話しながら彼女の目は
花の冠を作るのに夢中だ


静かで暖かな天気のいい午後



ずっと二人でこうしてられたらいいのに



溜め息がこぼれそうになったそこに
彼女は真っ白い冠をのせる


笑顔で持ち帰りたいと言うから

枯れてしまうとは言えなかった


朱くなった空に寂しさを感じながら

二人は手を繋ぎ帰る



しおれ始めた白詰草に

夕日の影の彼女は

まだ気づかない



2005/05/11

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