ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.1-999 > No.361「− 冬 −」

過去ログ  〜 過去ログ No.361 の表示 〜


[361] − 冬 −
詩人:HIRO [投票][編集]

冷たい雲に
少し寂しさがある

白い息吐きながら
空を見上げていた

夜の街はなんだか
にぎやかで

一人の自分

居場所が無いように
感じた

足早に歩く僕の顔に
冷たい感触

空を見上げると
風に散る白い花が舞っていた

何年かぶりに舞う

風花

触れれば消えてしまうはかなさに
切なさを感じていた

2002/12/24

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -