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[36351] 電車
さわがしい車内が
孤独を運ぶ
乾いた笑いが悲しくて
一人静かに空を見る
僕の心とは裏腹に
空は厭味なほどに青々しい
一定のリズムで電車は進み
一定のリズムに身をゆだねる
貴方の手
私を幸せにする――魔法の手
ねえ、貴方の声を忘れる前に
もう一度名前を呼んで
ねえ、貴方の笑顔を忘れる前に
もう一度笑ってみせて
騒がしい車内
貴方がいない電車は孤独しか感じない
2005/06/06
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