ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.41000-41999 > No.41321「漂流」

過去ログ  〜 過去ログ No.41321 の表示 〜


[41321] 漂流
詩人:鴉夜 [投票][編集]


愛する事を やめた私は
海に浮かんで ひとり


さしのべられた手を
振り払っては
孤独に守られ
傷つく事を恐れていた


やがて 腐敗していく体を
眺めては
軽く笑った 愚かな自分を


月の周期が巡り
沖の先で船にあった




だから もう これを
最後の恋にしよう?

2005/07/20

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -