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[42676] 花火
加薬の匂いのする風に
僕は切なく空を見た
色がなくなった夜に茫然と立ち尽くし
流れてくる曲に胸を掴まれた
こんなにも静かな夜は
誰もいないような淋しさに襲われる
知ってしまった安心感
前よりも大きな淋しさに
――面白い空が
滲んでぼやけていく
鮮やかな花火も君が隣にいないなら
切なくなるだけのもの。
賑やかな街
大勢の人も流れ流れて
僕はただ
空を見ながら立ち尽くす
――加薬の匂いのする風に
2005/07/31
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