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[4443] 寓話
遠く遙か記憶の中
芽吹く感情
気付けないまま過ぎて行って
まだそこに居るのか
もう消えたのか
分からないから
今は時の流れに身を任せていよう
遙か遠く記憶の中
気付く感情
ただ流れに任せているのは嫌だから
掠れた喉から
乾ききった声
張り裂けるまで
声あげて
伝えたくて
遙か遠く昔の話
彼は
ひどく疲れた様子で
ただ
少し嬉しそうで
少し
前に進む事を知った
2003/09/26
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