深海にある伝説の貝にはそこへたどり着く者に一番大切な物を包んで待っていると言う鮫達があざ笑う中僕は岬の崖から飛び込んだ僕は鯨よりも息が長いのだけれど理由が無くて今迄 深くは潜らずにいただけなんだ難破船をかすめ珊瑚の産卵を擦り抜け深く 深く 下りて行く…今なら帰れる迄 息は続くけれどお爺が死んでから僕の帰りを待つ人はいないもう光りも届かない程 下りて来た人魚達も泣いているだけど僕は信じているお爺がその貝の話しをしてくれたのだから
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