過去ログ
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[5044] 背中
薄れてゆく記憶の中で
小さくなってゆくあなたの背中
ゆらゆらと揺れているねこじゃらし
あかとんぼと夕焼け空
目を閉じると聞こえてくる
あなたの歌声
決してうまくはないけれど
あったかくって
気持ちよくって
眠くなる
「いけない!」
慌てて目を覚ますけど
あなたはもういなくて…
残っているのは
あなたの温もりだけ
冷めてはイヤだと
また布団にもぐりこんだ
2003/10/18
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