ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.52000-52999 > No.52302「ほろきら」

過去ログ  〜 過去ログ No.52302 の表示 〜


[52302] ほろきら
詩人:シンラ [投票][編集]

声は空から降ってきて
眠れる君の
頬を打つ

彼女は広場の隅っこで
君の目覚めを待っている

雨粒ほろりら
おかえりなさい
雨粒ほろりら
さぁ行きましょう

苦しかった
優しかった
恋しかった
切なかった

星を見るのが大好きだった
あの頃君は
夢を生きてた

やがて夜明けが訪れて
雨は止み
ひかりが射し込む

雨粒きらきら
おかえりなさい
雨粒きらきら
さぁ行きましょう

2008/12/15

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -