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[53590] 
詩人:林家 [投票][編集]

早く走れもしない癖に馬鹿みたいに思い切り走って

僕は転んで泥まみれになる

頭から泥をかぶって惨めな僕

こんな汚い僕に君は優しく手をさしのべてくれたね

僕は涙が止まらなくて

僕は君が愛しくて

でもこんな僕が君の手を取るわけにいかない

ありがとう

その言葉の変わりに僕は君の横をよたよたした足取りで無言で通りすぎる

君をけがすわけにはいかないんだ

君が少し傷付いた顔をしたのが見えた

2005/10/27

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