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[53728] ちっぽけ
詩人:弘哉 [投票][編集]


広い広い空の下
俺はちっぽけだって叫んでた
声にならない声が喉を切り裂く
それでも俺は叫んでた
ちっぽけだって叫びすぎて
血を流す喉元だって
気にしちゃいられない
まだまだ叫んでなきゃならない
これは贖罪だ
罪深い俺が赦されることはないけれど
ちっぽけな人間が
尊きものへ犯した罪は
何よりも赦されるものではないけれど
ああ俺はちっぽけなんだ
叫ぶことでしか
俺の存在意義が見出せない
それだけ
ちっぽけな人間がここにいる

2005/10/28

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