ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.55000-55999 > No.55286「9、そんなことない」

過去ログ  〜 過去ログ No.55286 の表示 〜


[55286] 9、そんなことない
詩人:カィ [投票][編集]




あの日を境に、状態は悪くなっていった。


『あたしのせいだょ。あたしが、わがまま言ったから。』


ソンナコトナイ

眠ってる僕の横顔にキミはそっとキスをした。

それは、さよならのキス。別れのキス。


いゃだよ…
側に居てくれょ…

無意識のはずなのに、何故かキミを感じてて

握ってくれていた手を強く握り返した。


涙があふれるのを感じた。


3日後僕は手術を受ける。元気になったら、キミに伝えたいことがあるんだ。


でも、これだけは今伝えなきゃ…

僕が思い出になる前に
この思いを君に…

2005/11/09

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -