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[58901] 弁当箱
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

残業で

深夜の帰宅

狭い台所で

弁当箱を洗う…




妻と子の小さな寝息を妨げぬように

優しく

静かに…




仕事は

明日も目の回るような忙しさになるだろう…

けれど

共働きの妻は

私の為に

夜も明け切らぬ寒い朝に

この弁当箱に慎ましく

私の好きな卵焼きやら
焼き魚やらを詰めてくれるのだ

だから

何も辛い事等無い…




疲れ切った体

温かい心で

私は

静かに

弁当箱を洗う…

2005/12/08

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