ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.59000-59999 > No.59419「喫茶fine.」

過去ログ  〜 過去ログ No.59419 の表示 〜


[59419] 喫茶fine.
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

雪が降る頃、歩道橋で幸せだった2人

貴方のしわくちゃマフラーに顔埋めて笑ってたの。

今頃の寒さできっと思い出すの2人。

あの雪、溶けきる前に
も一度ちゃんと考えて、笑い合えてたんなら2人。

約束のあの日時を
数年経った今でも記憶している私が居るのよ。

環七の外れの喫茶店。毎年その場所に貴方がいて
ずっと入れずにすれ違って逃げる私。

今年があの時のように雪が降ったら
雪を払って貴方の腕に飛んでゆくから…

2005/12/12

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -