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[59740] 残された部屋
詩人:MARE [投票][編集]

階段の手すりが冷たいと

僕に寄り添った

今はもう 喋りかける

言葉もいらない




かすれた咳で

ほこりを飛ばした

今はもう 写真の僕が

笑って見えるよ



出逢った頃は火照った顔で

目を合わせて話せなかった

あの時 君が探した

写真は捨てたふりをして

隠していた




片隅に残した写真

本の下に埋まっていて




隠していた涙は

心に溜まっていて

君のいなくなった次の日

蝶々に見つかった

2005/12/16

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