ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.60000-60999 > No.60312「解離」

過去ログ  〜 過去ログ No.60312 の表示 〜


[60312] 解離
詩人:大蛇 [投票][編集]

気が狂うように
貴方を信頼した
幼い子供は
涙を流しながら
消えました。

誰からも
観てもらえず
甘えを包み込み
信頼した貴方さえ
静かに苦笑しながら
身を引きました

私の為だと
幼い子供を
犠牲にしました。

その子供は
私を嫉妬し嫌い
絶えず頭痛と吐き気を
与えるのです。

一人哀しく泣き叫ぶ
その光景を
ただ静かに見守るしか
できないのかと思うと
胸が締め付けるばかり

何故受け入れてあげられないのか?

何故拒否するのか?



ただ一人哀しく泣き叫ぶ
一人寂しく消えてゆく
独りの辛さはもう
知ってるじゃないか?

2005/12/20

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -