過去ログ
〜 過去ログ No.64062 の表示 〜
[64062] 桜迷路
舞って
舞って
花びらが
ふと携帯からこぼれ落ちた
君の言葉の雫が
俺の耳朶を熱く湿らす
久し振りに話した君は
いかにも元気そうで
いかにも楽しそうだったのに
最後の最後でくじけてしまったね
それでも俺は
気付かぬフリをして
俺と君は
別々の場所で
別々の想いで
別々の時を過ごす
交わることのない糸を
どこまでも紡いで
待って
待って
あぁ
時が見える
2006/01/23
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -