詩人:橙丸
舞って舞って花びらがふと携帯からこぼれ落ちた君の言葉の雫が俺の耳朶を熱く湿らす久し振りに話した君はいかにも元気そうでいかにも楽しそうだったのに最後の最後でくじけてしまったねそれでも俺は気付かぬフリをして俺と君は別々の場所で別々の想いで別々の時を過ごす交わることのない糸をどこまでも紡いで待って待ってあぁ時が見える