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[71219] 苦海
同じ高さで呼吸しているというのに
自由と束縛が胸苦しいよ
生と死が決断を急かしている
どんなにもがき泳いだって
この苦海では流れ落ちるただの砂
自らの不甲斐無さを思い知らされては
意識が混濁
気丈に振るまってはみるものの
余計に自分が可哀相になって
ついには涙の雨が空を舞い散り染める
そんな酷薄な人間に
いつからなってしまったのだろう
心の在処は どこだろう
2006/04/04
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