詩人:真華
同じ高さで呼吸しているというのに自由と束縛が胸苦しいよ生と死が決断を急かしているどんなにもがき泳いだってこの苦海では流れ落ちるただの砂自らの不甲斐無さを思い知らされては意識が混濁気丈に振るまってはみるものの余計に自分が可哀相になってついには涙の雨が空を舞い散り染めるそんな酷薄な人間にいつからなってしまったのだろう心の在処は どこだろう