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[78285] ティラミスとロビンソン
詩人:フィリップ [投票][編集]

夕方の街に昇る
ケーキ屋さんの煙

かつてのロビンソンは
知らなかった

この緩やかな世界を


誰もいない無人島で
ロビンソンが炊きつける
狼煙のこと

ケーキ屋さんがどれ程
ティラミスが得意でも
彼にお菓子は必要無い


全てはここから

必要なければ創らない
そんな事で世界は廻る

2006/06/19

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