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[79100] 斜陽
触れ合う温もりは
じきに冷めて
浅い眠りから覚めた
私のため息が
空中に咲いた
奇形の空想を散らす
祈りのイメージから
じきに覚めて
火を着ける五本目
私の吐く息は
残像をひとつ型どりながら
空中を舞って
流れたそれぞれの時間は
日々の泡になって
緑の雨粒に弾かれて
鮮やかに割れたから
花にも例えられない
妙な後悔が床を染める頃に
はじまりの言葉を探して
私は震えた
2006/06/27
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