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[80179] ビニール傘
詩人:和泉 [投票][編集]


素手で触れてしまったなら
傷付けてしまいますか

一定の距離が眼について
並ばないように足の速度を落とし
さらけ出さずに
行けるところなんてどれくらいあるのでしょう


何かを恐れ
足元ばかり見て
雨が止んだことにすら

気付けないなんて


2006/07/06

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