ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.8000-8999 > No.8118「パン屋だった竹ちゃん」

過去ログ  〜 過去ログ No.8118 の表示 〜


[8118] パン屋だった竹ちゃん
詩人:ナナフシ [投票][編集]

竹ちゃんは

年上で、かわいくて、きれいで

笑顔の絶えない人だった

密かに憧れてた



今日、竹ちゃんはパン屋を辞めた

あたしは竹ちゃんより長く居て何度も辞めていく人を見送った

ケド、涙が出るほどではなかった

今日大好きだった竹ちゃんが辞めた

初めて泣いた

竹ちゃんも泣いた

みんな、仕事にならなかった

竹ちゃんが最後に言ってた

「あなたなら、どんな道選んでも、大丈夫」

また、あたし涙が垂れた

「竹ちゃんお疲れ様」

2004/02/01

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -