ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.81000-81999 > No.81417「優しさ」

過去ログ  〜 過去ログ No.81417 の表示 〜


[81417] 優しさ
詩人:深紅の流れ雲 [投票][編集]

上手に嘘つける大人を凄いと思いつつズルいとも思ってた。

時は経ち、僕は大人になっていた。別に嘘は下手なまま。

それでも子供は僕を嘘つきだと言った時に気付いた。

彼らはあまりに心が透明で脆すぎると。

守ろうにも僕の手は彼らの心を壊してしまうだろう。

だから、少しずつ彼らを強くしなくちゃいけない。

優しい、嘘で。

2006/07/19

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -