ゆらりゆらり揺れる笹の葉に吊られた短冊の願いは天まで届けばひとすじのながれ星 君は浴衣の袖を持ち上げ 川面にそっと手をかざす 水に触れた指先 やわらかなその仕草に 君への愛しさ溢れる不安な気持ちもう抱かないでやがてきっと来るそう信じたあの頃をもう一度思い出して想い育んだ願いはひとつふたりの絆は永遠に もう繰り返さない 過ぎ去った悲しみは この川の流れに天の川ふりそそぐ空を見上げいつまでも君を守ってゆくことこころに決めた思いを今あの空にゆだねる
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