| 詩人:松尾 優月 | [投票][編集] |
夏物の塔から
夜が降ります
そして雷鳴に
先回りできる程
文字列の交差は
伝えたい思い想いの
すれ違いであるから
秋には妖精を
召喚してあげる行動で
繋がった
手のひらチクタクな秒針音とかさねられない心拍数は
やはり空が見渡せる塔にある振り子時計
急いでしまう
それを
知らないあたしは
(あきらめる)
ことはできない行動と
裏側にある
月の海辺に
あるどこまでも砂で水遊びすらできない事を
(あたしとそらでは)
しっていながら優しさを放したから
あなたの呼吸は水泡として確認できないの
苦しいかな
くるしいかなと
様子見するようなこと
(しないでよ)
気づいた時に水
といえばあたしの体内
にしかなくてとっさに口
に含んでしまったの
その時に後味の空高く
雷鳴で秋の妖精を召喚してしまったのです
続く。