短いトンネルをぬけた先晴れた空からこぼれた雨ふとうつむいた君のうなじに一粒がくっついて匂いたった未練重力のきれた綿毛となった君はすぎる景色を一本の風にして葉擦れのような笑いをくりかえした想う道を絶って想う心をのこしたまま君はそこでああ 泣いていたんだね向日葵の一途さばかりが抜け道とあの場所から手をひいてきたのは僕の言葉たち雲になりはてた今飛沫は僕にかえりきて染みとなり染みと残れそうして君とすきとおる日向雨の遠く虹をさがそう
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