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[83366] つくつくぼうし
詩人:かすみ [投票][編集]

宿題の残量に嫌気がさし
じっとりする服のまま
腕枕で横になる


垂れ下がる薄い布では
遮れない日差し
庭からは芝の匂い
せんべい布団の上で
すべてが遠くなるとき
背中をつつかれた


頭を動かして薄目で見ると
じいちゃんの顔があった


白い着物姿のじいちゃんは
ゆっくり立ち上がり
そのまま北に去っていた



  あぁ、帰るんだ  



じいちゃんの背中を見送り
もう一度目を閉じる


蝉の声で気がついたとき
かすかな風が頬をなでた

2007/01/11

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