詩人:松尾 優月 | [投票][編集] |
た と え 世 界 中 の 秋 が キ ミ を 求 め て あ た し を 目 の 敵 に し た と し て も !!
ね、
あたし、
ずるい秋になんて負けないから
キミ、
あたしと手をつないでくれるよね?
一緒に、行こうよ。
キミは秋の匂いがするけれど、
それでも、キミが好き、
なんだよ。
(もちろん猫も、ね。)
ざわめく秋の真ん中で、
ふたりまぁるい夢になろう。
まぁるいは優しいから、
お月様も、
片目つぶって、
ゆるしてはくれない、かなぁ。
まずは、一礼しようね。
静かに、静かに。
だれも起こさぬように。