ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.85000-85999 > No.85252「雨垂レ鬱時」

過去ログ  〜 過去ログ No.85252 の表示 〜


[85252] 雨垂レ鬱時
詩人:ヨミ [投票][編集]

ゆらゆら蠢く人ゴミ

雨傘の群れの その中で

躓いた…足枷の孤独たち

気付くと余計脆くなった


寄り添って一つの傘で

手を繋ぎ 顔合わせながら

穏やかに 聴こえくる
 …『笑イ声』…

いつのまにか 雑音になった


水たまり避け

いない君のこと

繰り返し また

依存性かな

横波の雨に

過去を重ねてみて

少しだけ いま

地面を見よう


2006/09/09

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -