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[87800] 肥溜めと瓜二つ
詩人:ℒisa [投票][編集]

君には父親が居ない
父親の記憶が無いと言っていた

私はそれを
羨んだ

傷心察するフリをして羨んだ

私にも父親は居ない
父親なんかは居ない

ただどう言う訳か
私の体には
世の中で一番
憎らしい男と
世の中で一番
愛すべき女性の血が流れていて
私の心は
いい加減その男を
憎む事にも疲れていた

いっそのこと
君の様に
記憶など消えてしまえば良いのに

未だに私の足首には
あの鎖が巻き付いている様だ

あの忌まわしい足音が
聞こえてきそうな
気がして怖いんだ

2006/10/18

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