ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.89000-89999 > No.89050「冬花」

過去ログ  〜 過去ログ No.89050 の表示 〜


[89050] 冬花
詩人:絵美眠 [投票][編集]

真っ青に晴れた空か

風の厳しい豪雨か

今の私を占めているのは何?


あなたがここで一緒に咲いててくれたから

踏みつけられても

踏みつけられても

強く生きようと思えた


私が辛いときには

私が少しだけ多く

あなたが辛いときには

あなたが少しだけ多く

お互いの栄養を分け合って

共に咲き誇った


体に染み渡るこの熱が

もっともっと強くさせる


晴れの日があるから雨の日もあり

雨の日があるから晴れの日もある

だからどっちがいいのかなんて決められない


冷たい風の厳しさに

あなたが霞んで見える

きれいじゃなくていい

必死にもがけばいい

最低一人、私一人だけは笑わないよ

見えなくても

聞こえてくるあなたの鼓動


これが与えられた使命だったんだって思う

今私が私であるのは

あなたと分かち合った運命

2006/11/09

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -